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気孔の開閉
根から吸収された水が葉まできて水蒸気となって気孔から出る事を蒸散と呼ぶ。
蒸散する水の調整をしているのが気孔になる。
気孔は昼間は日光が当たり開いているが夜間は閉じている。
開いていると水分がなくなってしまいます。
気孔は光で開き水蒸気だけではなく酸素や二酸化炭素も出入りしている。
孔辺細胞には葉緑体があり光に当たり水分を集め膨らむ。内側が厚く体積が増えると外側が伸び気孔が開きます。
夜は開かないのですが隙間から少しだけ呼吸しています。
気孔の働き
①体内の水分量の調節
②体温調節
③根からの吸水量の調節
気孔が盛んに働くとき
①気温が高い
②天候が良い。
③空気が乾いている時
④風が強い時(風がある時)
蒸散作用の役割
蒸散を行うと自動的に根からの水分量が増えてくる。水と溶けた養分を取り込む事になります。
天気の日には盛んに働きます。水を送り体温調整もしています。
しかし、水分が不足すると気孔を閉じ水分の調整を行います。
よくある実験
実験1
ビンに着色水を入れて植物をさす。ビニールをかぶせる。数日置く。
結果はビニールに水滴が付くが色は無色。
わかった事。⇨水に溶けているものは気孔から出てこない。色付きの水蒸気は出ない。
実験2
葉に塩化コバルト紙を貼る。表裏に貼ると裏の方が早く変化する。
青色⇨赤色になる。
結果⇨気孔は葉の裏側に多い。
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