京浜工業地帯の特徴
日本の首都は東京です。国の役所や大企業の本社が集まっている日本最大の都市になります。
隣の神奈川県も横浜市や川崎市などの大都市があり東京都と神奈川県をまたがって発展した地域を京浜工業地帯と呼んでいる。
工業地帯の変わり。
京浜工業地帯は以前は日本一でした。しかし、近年は工場を作る土地や工業用水が不足してきている為他の地域で工場を作る企業も増え生産額は中京・阪神・瀬戸内海・関東内陸工業地域を下回るようになってきている。
海岸沿いの地域は重化学工業や雑誌等を印刷する印刷工業が盛んになっている。
近年は衣服・ファッション関係の工場も増えてきています。
※鉄鋼など金属や機械を作る重工業と石油化学などの化学工業を合わせて重化学工業と呼んでいる。
工業地帯の始まり
神奈川県・横浜市や川崎市では大きな製鉄所や製油所・火力発電所がある。ここが中心になる。
大正時代から浅野総一郎と言う実業家が埋め立て事業を始めたことから大きな船が接岸できるようになり運河がほられました。そのためセメント会社や製鉄所が沢山作られていき京浜工業地帯に発展していきます。
臨海地域の発展
海に面している地域は原料を輸入するのも便利ですし大きなものを輸出するのも便利になります。
臨海地域では鉄鋼業・石油を原料とした石油化学工業が盛んになる。
※石油コンビナート⇨製油所を中心に石油を原料とする様々な工業が集まっている。
石油化学工業とは何?
石油は、製油所でナフサや灯油・重油などになります。
このうちナフサから、プラスチック・ゴム・せんい・けしょう品など様々な製品が作られています
このように、石油から様々な製品を作る工業が石油化学工場です。
臨海地域にはいろいろな石油関係の工場が結びついた大きぼな石油化学コンビナードが発達しています
印刷工業がさかん
印刷とは、文字や絵、写真などをインク紙などに写すことです
印刷工場では、テキストのように、文字や絵・写真などを組み合わせて作られた原稿をもとに、
印刷版を作り、これを機械に取り付けて印刷します。
印刷されるものは本・雑誌・パンフレット・ポスターなどの印刷用紙だけでなく、
段ボールやプラスチックの容器など様々です
印刷工業がさかんな理由
東京都は、新聞社や、本や雑誌を発行する出版社などを集まる都心の周辺には印刷工業がたくさんあります。
大きな印刷工場の中には、印刷することだけではなく印刷された紙を折ったりとじたりして本にする作業をおこなっている
多い中小工場
東京都の北部の隅田川ぞいや、南部の大田区には規模の小さい中小工場が集まっている
このような工場は多くが街中にあるので、町工場とも呼ばれています
町工場の製品は様々ですが、多くは大工場で作られる機械の部品を作っています。
町工場は、働く人の数が少なく、生産額も大工場のように多くありませんが、
長い経験でつちかわれた高い技術を活かし、優れた製品を作っているところもたくさんあります。
こうした町工場も、京浜工業地帯を支える大切な働きをしています。
京葉工業地域
1950年代から、京浜工業地帯ではうめ立て地がさらに広がりました。しかし、急速に工業が発達して、それだけでは土地が足りなくなってきました。そこで、1960年代、それまで漁業や農業がさかんだった千葉県の臨海地域のうめ立てが進められ、新しい工業地域が作られました。東京都と千葉県を結ぶ工業地域なので、京葉工業地域といいます。大きぼな石油化学コンビナートや製鉄所がとくに多い工業地域です。
内陸の工業地域
関東地方の内陸部の埼玉県や栃木県・群馬県は、住宅地や商業地の多い京浜地域とちがって、工業用地として利用できる広い土地にめぐられています。また、高速道路など道路交通も発達して、製品の輸送に便利です。そのため多くの工場が進出し関東内陸工業地域と呼ばれる工業地域ができました。この地域のように、海からはなたれた内陸地域では、輸入原料でも、自動車や電気機械などの機械工業が盛んです。また、おもに同じような製品をあつかう中小工業が集まる工業団地も多く見られます。
大貿易港のある横浜
京浜工業地帯の中心都市の1つの横浜市は、昔は小さな漁村でした。
今から160年ほど前の江戸時代末に外国と貿易をは始めることになって、横浜港が外国に開かれました。
これ以後、横浜市は日本を代表する貿易都市として発展しました。
横浜港はは京浜工業地対帯の海の玄関口の役目をしています。
横浜港に近い地域では1980年台から再開発が進められています。
この事業は、未来に向けた21世紀の新しい年を作ることを目的としたもので【みなとみらい21】と呼ばれています。
現在、この地区には、オフィスビルやホテルなどの他、国際会議場やショッピングセンターなどが作られています。
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